腫瘍ネットワークにおいて、バイオシミラー使用に対する障壁に対する医療者の認識と使用率との関係とを分析した。米国25の医療提供グループの400人に医師、薬剤師、看護師、および管理者を対象に28項目の調査を実施した。合計46件の回答(回答率11.5%)で、回答者の多くは女性(55.6%)、医師(52.2%)、経験年数6年以上(67%)などで、回答者の多くは、バイオシミラーに関する継続教育を受けていた(84.8%)。全体的なバイオシミラー障壁レベルは低く、支払者に対する障壁が最も高かった。バイオシミラー利用率の平均は66.2%で、診療所での投与頻度が71.8%と最も高かった。
論文では、バイオシミラー使用に対する障壁は一般的ではなく、使用との関連もなかった。バイオシミラーを使用する上で障害となる頻度が低いことは、ネットワーク全体で継続的な教育が重視されていることや、価値観に基づいた医療環境が整っていることと関連している可能性があると結論付けている。
ニュースソース
Owanate Briggs, Carolyn M Brown, Puneeth Indurlal, Jody S Garey, Michael Johnsrud:
Provider Perceptions of Barriers to Biosimilar Utilization in Community Oncology Practices.
J Am Pharm Assoc (2003). 2024 Apr 2:102082. doi: 10.1016/j.japh.2024.102082. Online ahead of print.
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2024年4月9日