IQVIA National Sales Perspectivesデータベースを用い、メーカーからの医薬品購入データをもとに処方薬支出額を推計した。2023年、米国の医薬品支出全体は2022年比13.6%増の7,225億ドル(日本円1ドル=150円で換算すると、約108兆円)であり、伸びをけん引した背景としては、利用(6.5%増)、新薬(4.2%増)、価格(2.9%増)であった。新薬のトップ3は、セマグルチド、アダリムマブ、アピキサバン。部門別支出額は、連邦政府以外の病院371億ドル(1.1%減、約55.6兆円)、診療所1,357億ドル(15.0%増、20.3兆円)であった。その他、バイオシミラー、抗がん剤、内分泌製剤、ジェネリック医薬品、特殊医薬品に焦点を当てた分析が行われている。
ニュースソース
Eric M Tichy, James M Hoffman, Mina Tadrous, Matthew H Rim, Sandra Cuellar, John S Clark, Mary Kate Newell, Glen T Schumock: National trends in prescription drug expenditures and projections for 2024.
Am J Health Syst Pharm. 2024 Apr 24:zxae105. doi: 10.1093/ajhp/zxae105. Online ahead of print.
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2024年4月30日