世界の患者団体の製薬企業への評価

英国を拠点とする研究・出版・コンサルタントファームのPatientView社は「製薬企業への評価レポート 2023/2024」を公表した1)。それによると、製薬企業に対する患者団体の認識は、5年前に着実な上昇を開始して以来、初めて低下したとされている。調査は、2023年11月~2024年2月下旬、106カ国、2,518患者団体から製薬企業について、完全性、透明性、公平なアクセス、患者中心主義、高品質の製品などの10の質問についてスコア化している。プレスリリース資料では、製薬会社について「まあまあ」または「悪い」(“Fair” or
“Poor”)と回答した項目上位は、「公平な価格政策」、「研究開発への患者の参加」、「医薬品へのアクセス」となっている。また国別で2023年の「優れている」または「よい」(“Excellent” or “Good”)の割合が最も高い国は、ギリシャ(85%)、台湾(83%)、ブラジル(80%)の順で、日本は67%で前年(2022年)に比べ5%ポイント上昇していた。最も割合が低かったのは、ノルウェー(15%)で前年に比べ20%減少していた。

 

ニュースソース
PatientView: PatientView’s Corporate Reputation of Pharma Report 2023/2024. https://www.patient-view.com/corporate-reputation-of-pharma-2023-2024/

キーワード
#製薬企業評価

2024年4月30日
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