【論文】化膿性汗腺炎に対するバイオシミラーの有効性・安全性:システマティックレビュー

化膿性汗腺炎に対する治療薬としてFDAが承認したバイオ医薬品はアダリムマブのみである。(バイオシミラーについては、日本では本効能・効果に対しては未承認。)しかしながら、ウステキヌマブ、セクキヌマブ、イキセキズマブなどの他の生物学的製剤も有効性が実証されている。「window of opportunity」という用語は医学的には、治療を開始することで最良の結果が得られる最適な時間枠を指す。サウジアラビアの著者らは、window of opportunity期間内に早期介入を行うことの可能性を高めるために、化膿性汗腺炎に対するバイオシミラー使用に関する論文のシステマティックレビューを行っている。

(坂巻コメント:特許の存在により、先進国ではバイオシミラー使用が困難であっても、サウジアラビアでは、こうした研究が行われていることが興味深い。)

 

ニュースソース

Eman Almukhadeb(Department of Dermatology, College of Medicine, King Saud University, Riyadh, Saudi Arabia.), et al.: The Efficacy and Safety of Biosimilars in Hidradenitis Suppurativa: A Comprehensive Review.
Clin Cosmet Investig Dermatol. 2024 Aug 12:17:1841-1851. doi: 10.2147/CCID.S478840. eCollection 2024.
(全文は以下で閲覧可)

https://www.dovepress.com/article/download/94907

 

キーワード
#化膿性汗腺炎

2024年8月20日
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