【論文】ベンチャーキャピタルが資金提供するバイオ医薬品パイプライン

2024年10月04日Health Affairs Scholarに掲載された論文。原題和訳は「ベンチャーキャピタルが資金提供するバイオ医薬品パイプライン、2014年から2024年まで。」論文では、コロナ拡大直後の2021年にVC投資案件が大きく増加し、その後2022年から24年まで急速に減少していることが示されているが、その点の考察はなされていない。論文概要は以下の通り。

ベンチャーキャピタル(VC)は、バイオ医薬品の研究開発(R&D)に資金を提供する一方で、大きな財務リスクを負っている。VC企業は、財務的リターンが最も期待できる臨床分野に投資しようとする。 2014年1月から2024年3月までの臨床試験とVC投資案件のデータを組み合わせると、VC投資の約75%が、生物学的製剤や遺伝子治療と比較して、低分子医薬品の臨床試験に割り当てられており、調査期間中に大きな変化はないことが分かった。 バイオ医薬品の研究開発に対するVCの投資のほとんどは、第1相および第2相臨床試験に集中していた。この傾向は近年強まっており、2023年には第1相臨床試験がディールと資本投資全体の半分近くを占めるようになる。 VC投資はがんを含むいくつかの治療分野に集中している。

 

ニュースソース
So-Yeon Kang(Department of Health Management and Policy, Georgetown University School of Health, Washington), et al.: Biopharmaceutical pipeline funded by venture capital firms, 2014 to 2024.
Health Affairs Scholar, Volume 2, Issue 10, October 2024, qxae124, https://doi.org/10.1093/haschl/qxae124

(全文は以下で閲覧可)
https://academic.oup.com/healthaffairsscholar/article-pdf/2/10/qxae124/59762449/qxae124.pdf

 

キーワード
#ベンチャーキャピタル

2024年11月5日
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