【論文】EU薬事法の改正:ドラッグ・リポジショニング推進のために

2023年、欧州委員会は新たな医薬品指令と規則の提案を発表し、現在審議中で、最終的には既存の一般医薬品法に取って代わることになる。12 この提案は、行政手続きの迅速化を図りつつ、EUにおける医薬品の研究開発・製造に魅力的でイノベーションに優しい枠組みを提供することを目的としている。この中には、EUが支援するREPO4EUやREMEDi4ALLに由来するようなドラッグ・リポジショニングの取り組みにインセンティブを与えることも含まれる。本論文では、ドラッグ・リポジショニング推進のために取り組みべき事項を整理している。主なポイントは、非営利のリパーポーザーを対象とした科学的、規制的、医療技術評価(HTA)的な支援を追加すること、そして公正なデータ保護期間と価格政策を決定することによって、これらのイニシアチブを強化すること、などが示されている。

 

ニュースソース

Mirre Scholte(Department of Clinical Epidemiology & Medical Technology Assessment (KEMTA), Maastricht University Medical Centre, Maastricht), et al.: Revising EU pharmaceutical legislation: will it foster drug repurposing?
Drug Discovery Today. Available online 3 January 2025, 104286 In Press, Journal Pre-proof
https://doi.org/10.1016/j.drudis.2024.104286

2025年1月9日
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