2025年1月16日に公表された欧州医薬品庁(European Medicines Agency:EMA)の「Human medicines in 2024」によると、2024年、EMAは114の医薬品を製造販売承認に推薦したとのことである。このうち46品目は、これまで欧州連合(EU)で承認されたことのない新しい活性物質を含んでいた。がんは最も強力な治療領域であり、がん関連製品に28件の推奨があった。 また、バイオシミラー医薬品の新規推奨品も28品目あり、数種類のがん、骨粗鬆症、黄斑変性症、尋常性乾癬、潰瘍性大腸炎、クローン病などの異常な免疫反応を伴う疾患など、幅広い疾患を対象としている。 バイオシミラーによって治療がより身近になり、人生を変える可能性のある医薬品をより広く利用できるようになるため、これは患者にとって朗報であるとしている。
なお、米国Food and Drug Administration(FDA)の医薬品評価研究センター(Center for Drug Evaluation and Research:CDER)が2025年1月7日に公表した「New Drug Therapy Approvals 2024」によると、同センターは2024年に50の新薬を承認したほか、バイオシミラーの承認数も18と、過去最多であったとされる【米国FDAは、2024年に50の新薬と18のバイオシミラーを承認(2025年01月10日公開】。
ニュースソース
European Medicines Agency:Human medicines in 2024.
https://www.ema.europa.eu/en/news/human-medicines-2024
(報告書)https://www.ema.europa.eu/en/documents/report/human-medicines-2024_en.pdf