【論文】CAR-T細胞療法の寛解が記録を更新

Nature Medicine誌、2025年2月17日公開の論文。4歳のときに神経細胞がんの治療のために米国ヒューストンのテキサス小児病院において2006年にCAR-T(chimeric antigen receptor (CAR)-T cells)細胞療法を受けた女性は、19年後もがんがなく、治療後に報告された最長のがん寛解となった。CAR-T細胞療法は一部の血液がんで高い効果を発揮することが証明されており、2017年以降、7つのCAR-T細胞療法が米国食品医薬品局(Food and Drug Administration:FDA)によって承認されている。一方、固形腫瘍に対する効果は十分ではなく、この報告は、吉報ともいえる。
当初のCAR-T細胞研究は “ビンテージトライアルvintage trial “と呼ばれているが、この試験に参加した11人の子供たちのうち、CAR-T治療によって癌の兆候がすべて破壊されたのは3人だけであった。 この3人のうち1人はがんが再発し、もう1人は毎年の検診に来なくなり、 3人目は19年間無病であるとのこと。

  • ニュースソース
    Nature: Woman in cancer remission for record 19 years after CAR-T immune treatment. (by Heidi Ledford, 17 February 2025)
    https://www.nature.com/articles/d41586-025-00507-3?utm_source=Live+Audience&utm_campaign=e83e0a0276-nature-briefing-daily-20250218&utm_medium=email&utm_term=0_b27a691814-e83e0a0276-499009201
  • Li, C.-H. et al. Nature Med. https://doi.org/10.1038/s41591-025-03513-0 (2025).
2025年2月19日
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