【論文】米国医療管理コスト増加に対する対策

JAMA、2025年1月15日記事。米国は、他の経済協力開発機構(Organisation for Economic Co-operation and Development: OECD)加盟国の平均の約2倍を医療費に費やしているが、これには臨床サービスの費用と制度運営の費用が含まれている。これらの費用の3分の2は、取引または請求費用と保険関連費用に関連していると推定されている。また医療現場においても管理業務の負担が大きく、他の産業との比較で削減可能性があると指摘し、医療費コントロールのために管理コスト削減の可能性があるとし、論文では人工知能の利用などが提言されている。

 

(坂巻コメント:OECDの医療支出(Health Expenditure)推計基準には医療の管理コストが含まれる。管理コストには保険請求事務コストなどがあり、概念上は、例えば、審査支払機関のレセプトチェック費用などが含まれるが、日本ではデータが入手できないことから、OECD基準の医療支出推計には含めていない。ヘルスケアシステムの効率性評価のためには、本論文のように、まず管理コストにどの程度支出されているかを把握することが重要。)

 

 

ニュースソース

Brooke Istvan(Graduate School of Business, Stanford University, Palo Alto, California), et al.: Addressing Health Care’s Administrative Cost Crisis.
JAMA. 2025;333(9):749-750. doi:10.1001/jama.2024.27670(フリーアクセス)

2025年3月5日
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