【論説】QALYの死は非常に誇張されている

タフツ大学メディカルセンター・医療価値・リスク評価センター(Center for Evaluation of Value and Risk in Health:CEVR)ホームページにピーター・ニューマンにより寄稿された原稿。

米国議会は、メディケアの薬価交渉を含むいくつかの状況での使用を禁止している。 多くの人が様々な理由でこの指標を批判してきた。しかし、Tufts Cost-Effectiveness Analysis (CEA) Registryの新しいデータによると、英語で発表されたコスト/QALYの論文数は増加の一途をたどっており、2023年には1300の新しい研究が発表される予定で、研究は、幅広い治療と疾患に及んでいる。

私の同僚や私、そして他の多くの人々が長い間書いてきたように、QALYは他の要約指標と同様、完璧なものではない。 QALYが存続しているのは、死亡率と罹患率を1つの単位にまとめた有用な要約尺度を提供しているからであり、したがって多様な介入や疾病を横断して比較するための強力な構成要素を提供しているからである。 重要なことは、これは治療による健康上の利益の尺度であり、人々の価値の尺度ではないということである。 コスト/QALY比は、薬価の議論や多くの資源配分の決定に役立つ。 意思決定者は、他のデータとともに一つのインプットとして利用すべきである。 その測定を改善する努力は続けるべきである。

 

なお、Center for Evaluation of Value and Risk in Healthは、医療経済学者のピーター・ノイマン(Peter Neumann, Sc.D.)とジョシュア・コーエン(Joshua Cohen, Ph.D.)によって2006年に設立された。ヘルスケア戦略の臨床的・経済的価値を測定し、伝えるための3つのデータベースが公開されている。

  1. 費用対効果分析レジストリCost-Effectiveness Analysis (CEA) Registry
  2. グローバルヘルス費用対効果分析レジストリGlobal Health Cost Effectiveness Analysis (GH CEA) Registry
  3. スペシャリティ薬エビデンスと償還データベースSpecialty Drug Evidence and Coverage (SPEC) Database

 

ニュースソース

Peter J. Neumann:The death of QALYs is greatly exaggerated. On Center for Evaluation of Value and Risk in Health
https://cevr.tuftsmedicalcenter.org/news/the-death-of-qalys-is-greatly-exaggerated

 

2025年3月19日
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