米国上院財政委員会、医薬品不足の解消を目指す法案を提出

Hill紙によると、米国上院財政委員会は、2024年5月3日に医薬品不足の解消を目指す法案を提出したとのことである。同紙によれば、法案では、医薬品サプライチェーンにおける契約・購買慣行の改善を奨励する「メディケア医薬品不足防止・緩和プログラム」の創設を提案しており、プログラムは2027年に開始される計画とのこと。

また、サプライチェーンの弾力性、信頼性、透明性に関する新しい基準の採用も義務付けられ、具体的には、メーカーとの最低3年契約、購入量の約束、代替メーカーとの臨時契約の要件、メーカーの品質管理に関する問題の透明性などが含まれ、基準を満たしたプロバイダーには、報奨金の支払いも可能となる。

米国では、2001年以来最大の323件の医薬品不足が記録されている(米国医療システム薬剤師会:AHSP)とする。特に、アデロールとアルブテロールは、2022年以降不足が続いている。

ジェネリック医薬品は薄利のため、しばしば生産能力不足により供給不足に陥りやすいとしている。

ニュースソース

The Hill: Senate Finance Committee introduces legislation aimed at fixing drug shortages.
BY JOSEPH CHOI – 05/03/24 5:00 AM ET
https://thehill.com/policy/healthcare/4639712-senate-finance-committee-legislation-fix-drug-shortages/?utm_campaign=KHN%3A

 

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2024年5月6日
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