クロ現「治る病気が治せない!? “長期化する薬不足”なぜ起きた」で話せなかったこと

治る病気が治せない!? “長期化する薬不足”なぜ起きた
初回放送日:2024年6月18日

放映内容をテキストで読めます。
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4916/

① ジェネリック増産
昨年11月に痰切りのくすりを武見大臣が増産要請し、VTRは、その増産の様子です。
ところが、生産ラインで目詰まりして、ピンセットで取り除いてました。
増産する力がないことを示してます。
要するに「多品種少量生産」が問題ではなく、そもそも、増産するとトラブルを起こしてしまう。
これが日本の多くのジェネリック企業の実力ともいえます。
だから、いつまでたっても足りない薬が増産されない。
逆に、本当に一部の企業のみが増産できるのが現状です。
こうした企業の支援を行うことが供給不足解消への道です。
厚労省さんじょう課の愚論・愚考が証明された映像でした。

② 抗生物質国内回帰
30年前の機材を使っての製造では、コストもかかるだろうと思われます。
第二次世界大戦末期に、昔の飛行機を無理やり修理して前線復帰させた話を思い起こしました。
厚労省に最新技術に助成する発想がないのも問題だと思います。
だから新薬開発も進まない。

③ 日本の新薬開発
薬価制度が悪いから新薬開発ができないと、日本の企業が発言してますが、言うまでもなく、薬価制度と新薬開発できないこととは無関係です。
海外のベンチャー企業が日本市場に魅力を感じないのは、日本企業が薬価制度が悪い、薬事承認制度が悪いなどの発言をしているため、魅力がない印象を形成してしまったからと言えます。
たしかに新薬開発環境として改善すべきところも多く残されてますが、日本企業が文句ばっかり言って、海外ベンチャーに日本市場に魅力がないという認識を与えてしまっていることも相当問題です。

2024年6月24日
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