研究では、2019年9月1日から2023年12月31日までの52カ月間の薬剤不足エピソードに焦点を当て、カナダの義務的報告ウェブサイト(地域および病院設定の両方)と病院卸売業者のデータの2つのデータソースを使用した。
その結果、2019年9月1日から2023年12月31日までに、カナダのウェブサイトでは合計10,975件の薬剤不足エピソードと1,087件の中止が報告されたのに対し、病院卸売業者からは2,562件の薬剤不足エピソードが報告された。 エピソードの期間の中央値は、カナダのウェブサイトのデータでは51日であったのに対し、卸売業者のデータでは145日であった。 カナダのウェブサイトのデータでは、合計184のメーカーが対象であったのに対し、卸売業者のデータでは83のメーカーが対象であった。 Tier3と評価されたエピソードは86件のみであった。
エピソードの期間の中央値はカナダ全土で減少しているが、関与するメーカーの数は増加している。 危険なのは、現在の状況を必然的であり、正常であり、持続的であると考えることである。(太字は坂巻)
ニュースソース
Ilona Béatrix(CHU Sainte-Justine, Montréal, Canada), et al.: Drug shortages in Canada, 2019-2023: a descriptive study.
Ann Pharm Fr. 2024 Dec 5:S0003-4509(24)00172-X. Online ahead of print.
PMID: 39645190 DOI: 10.1016/j.pharma.2024.12.001
2024年12月10日