英国ジェネリック業界団体、供給問題のダッシュボード

英国のジェネリック業界団体British Generic Manufacturers Association: BGMAは、2025年3月18日、同年3月の供給問題ダッシュボードを公開した。BGMAは、2022年2月以降、英国政府とNHSのデータに基づき、イングランドにおけるジェネリック医薬品[2] に影響する供給問題数の月次スナップショットを提供している。主なスナップショットは以下の通り。

  • 医薬品タリフに掲載されているプレゼンテーション数に占める、医薬品に関して施行されている深刻な供給不足プロトコルの割合:0.18%
  • 医薬品タリフに掲載されたプレゼンテーション数に占める、影響が大きい[5]と分類されたジェネリック医薬品の供給問題の割合:0.09%
  • 医薬品タリフに記載されているプレゼンテーション数に占める、供給上の問題が中程度のジェネリック医薬品の割合:1.76%
  • 医薬品タリフに収載されているプレゼンテーション数に占める、供給への影響が低いとされるジェネリック医薬品の割合:0.32%
  • 2025年3月のSPS医薬品供給ツールに掲載されたジェネリック医薬品の、医薬品タリフに掲載されたプレゼンテーション数に占める割合:2.17%
  • DHSCの2025年3月供給問題最新版に掲載されたジェネリック医薬品のうち、同等の認可された代替がない医薬品の、医薬品タリフに掲載された品目数に対する割合:1.55%
  • 2025年3月に供給問題が発生したジェネリック医薬品に占めるブランドジェネリックの割合:54.05%
  • 6ヶ月以上供給不足が続いているジェネリック医薬品の供給問題の割合:52.70
  • 12ヶ月以上供給不足のジェネリック医薬品の割合:31.08%
  • 現在、深刻な品不足プロトコルが実施されているジェネリック医薬品の数 = 6

 

「深刻な品不足プロトコル(Serious Shortage Protocols, SSPs)」とは、特定の医薬品が深刻に不足している場合に、薬剤師が医師の処方を変更・調整できる仕組み。この制度は、患者が必要な治療を継続できるようにし、医療システム全体の柔軟性を高める目的で設けられている。

  • 制度導入年:2019年から運用開始
  • 法的根拠:The Human Medicines Regulations 2012(改正済み)
  • 対象:医薬品の特定品目に限る(一般的な処方すべてではない)

SSPが発出された場合、薬剤師は以下のような対応が可能になる。

  • 調剤量の変更(例:処方より少ない量を一時的に交付)
  • 剤形の変更(例:錠剤→液剤)
  • 強度の変更(例:10mg錠→5mg錠2錠)
  • 同効成分の代替品提供(条件付き)
  • 完全な代替医薬品への変更(通常は限定的)

ニュースソース

British Generic Manufacturers Association: BGMA supply issues dashboard.
https://www.britishgenerics.co.uk/view-news/bgma-supply-issues-dashboard-march-2025.html

 

2025年3月26日
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