2025年2月掲載論文。PubMed抄録からの要約。
フランスPharmacoVigilanceデータベースからバレニクリンとそれに関連する他剤使用、相互作用等に関するデータを抽出。32例が抽出され、報告された副作用は、喫煙再燃(n=21)、禁煙失敗(n=7)、タバコ離脱症候群(n=2)であった。 ほとんどの患者は高度のタバコ依存を示した。 バレニクリン導入前、これらの喫煙者は1日あたり中央値で20本のタバコを吸っていた。 バレニクリン投与中は喫煙しなかった。 ニコチン置換療法を受けた患者では1日の喫煙本数が10本、NRTを受けなかった患者では20本であった。
ファーマコビジランスのデータから、バレニクリン不足がタバコへの強い依存性を有する患者における喫煙の再発および/または禁煙失敗のリスクが確認された。 呼吸器、癌、心血管系のリスクにおける喫煙曝露の役割を考えると、この薬の入手可能性を確保することは極めて重要である。
(坂巻コメント:医薬品不足の臨床的影響を検討した点で興味深いが、データベースによる観察研究であり、エビデンスレベルは高くない。)
ニュースソース
Amélie Lepert(Service de pharmacologie-toxicologie et pharmacovigilance, CHU d’Angers, 49100 Angers, France), et al.: Clinical consequences of varenicline shortage: A study on the French national pharmacovigilance database.
Therapie. 2025 Mar 5:S0040-5957(25)00037-X. doi: 10.1016/j.therap.2025.02.009. Online ahead of print.